泣きながら読んだ「とんび」!

41qpow59TaL._SX230_

最近、年齢が近いせいか、直木賞作家の重松 清氏の本をよく読んでいる。
たぶんテレビドラマの「流星ワゴン」が発端だと思うが、原作の「流星ワゴン」や「とんび」などで主人公の父親像に共感している。
今回、「とんび」を読んだが、冒頭から涙が止まらず一気に読んでしまう。著者の本のテーマは小説では取り上げられることが少なかった学校でのいじめや不登校、家庭崩壊など、私も含めた一般人の普通の話。
特に共感しているのは、女性が主人公や女性視点の物語が巾を利かせる時代の中、どこにでもいる中年のおっさんたちの苦悩が描かれている点・・・。
また、子供時代の不遇を抱えながら人生を生きている所や親のせいで恵まれない子供時代を送る人たちのことも描かれている。
著者は岡山県で生まれ、中学・高校と山口で過ごし、18歳で上京し、早稲田大学に入学している、当時、私も読んだ「青春の門」の主人公とよく似ている。また、私と同世代ということもあり、私と同じように広島県出身の矢沢永吉などに影響を受け、上京することへの夢やあこがれもあったように思う。
その後、角川書店で編集者を経て独立し、ゴーストライターなどを経て作家デビューする姿は「とんび」の主人公の息子とダブる。
男と女は違う生き物だとよく言われる。たしかにそう思わなくもない。
大昔の農耕時代前の狩猟時代は、狩りで獲物をたくさん獲得する男が一番だった。男の値打ちはその一点だったように思う。しかし、農耕時代で生活が安定し、狩猟時代や戦争の期間を除けば、それ以外の家庭へのやさしさや育児、介護などへの参加や援助などの付加価値が重要視される時代。おそらく男性威厳の復権は戦争でも起こらない限り無理とさえ思えるほどだ。
とにかく、家族内や女性たちからバカにされっぱなしの中年男でも必死に生きていることには変わりはない。別に戦前のような男尊女卑が良いというわけではないが、男のつらさや憂いをドンドン世の中に発信してもらいたいと思う。
人間とは不思議なもので、人との関係が煩わしくてストレスを感じるのに、それを解消するのは人との関係しかない。

daihyo

投稿者プロフィール

地場の自動車ディーラーの株式会社ホンダクリオ徳島にて、営業・マーケティング・支店運営責任者を歴任。米国の先進的営業手法教育プログラムPSS(プロフェッショナル・セリング・スキル)を体得し、商圏が小さいにもかかわらず大都市圏のライバルを抑え、中四国地域販売台数トップセールスに5年連続輝く。平成2年家業大表建設株式会社(現社名:ダイヒョウ株式会社)に転職。専務取締役歴任後、代表取締役に就任。平成10年インターネットに出会い、日興証券のエンジェルキャピタルを得た株式会社アルファベティックアクション(現在、株式会社KSKアルパ)のシステム開発に参画する。以降、インターネットマーケティングの研究と各種携帯電話ソリューション事業を展開。2005年11月に、高齢者向け賃貸住宅コンサルティング、アパマン経営コンサルティングなどの各種コンサルティング事業を手がける有限会社ウェルライフ徳島を設立。同、代表取締役に就任。現在、全国のクライアントの個別コンサルティング及び小口不動産証券化ビジネススキーム構築のために全国行脚を積極的に展開中。昭和37年徳島県徳島市生まれ。血液型O型。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

RSS 私たちにちょうどいい家プロジェクト

RSS KINOUCHI TOSHINORI TV

  • 抜け出せなくなる前に・・・! 2016年1月10日
    相田みつを先生の語録に、「トマトはトマト、トマトをメロンに見せようとするからダメ」というのがある。人生を生きて […]
  • 詐欺師を見極める方法! 2016年1月8日
      あなたは、”詐欺師”って、何で人を騙すか知ってますか・・・? まず、相手をしっかりと理解すると、おのずとい […]
  • 「根抵当権」とは? 2016年1月8日
      「銀行取引」において、「銀行」と「企業」の間で「融資」と「弁済」が繰り返し行われているのが普通です。この「 […]
  • 2015年はお世話になりました! 2015年12月29日
    平素は格別のお引立てを賜り、厚く御礼を申し上げます。 年末年始の営業日を下記のとおりご案内申し上げます。 年末 […]
  • GIVE(与える)&TAKE(与えられる) 2015年11月24日
    人間関係の基本は"GIVE(与える)&TAKE(与えられる)"・・・。 いわゆる日本人が大好きな「一宿一飯の恩 […]

RSS ZERO-CUBE工事ブログ

ページ上部へ戻る
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。