建設業界はこれから下克上!その影で泣くのは一般の消費者

靜岡のフジハウス、埼玉のアーバンエステートの経営破たんで被害者が増えている。

アーバン社は坪単価24.8万円の60年保証を前面に出して拡販を続けていたようだが、着手金や過払いなどで数十人の被害者が出ている。富士ハウスにいたっては、その被害者は2200人の施主が被害を受けているという。

また、フランチャイズシステムも下克上の時代を迎えている。

「ほかほか弁当」と「ホットモット」。「タマハウス」と「レオハウス」。「ハイアス」と「スズケン&コミュニケーション」。

まるで歴史に見る戦国時代の下克上を彷彿させる事例ばかりだ。

平成7年の半分にまで激減している新規住宅着工件数は、上手くいっていた関係を、一気に下克上へ向かわせる。

そもそも、フランチャイズシステムは末期と言われる。毎月受注がとれなくても係るロイヤリティは加盟店にとっては完全な固定費である。経営に窮する場合、まっさきに削減しなければならないのは固定費である。固定費が粗利益を超える企業は、真綿で首を絞められるごとく倒産へ一直線である。

それ以上に問題なのは、その固定費過多の影響は施主に及ぶということだ。借入金返済や固定費の過多は受注を急がせるし、急拡大を目指さなければならなくなる。その影響でVE提案を名の下に資材の品質鵜川招き、場合によっては手抜き工事を助長してしまう。これでは耐震偽装事件の姉歯事件の繰り返しである。国もそのような事を察知していたのか、住宅瑕疵履行法が今年の10月から施行する。そして、その結果、住宅業界の市場縮小と多すぎるプレイヤーは、建設業界を混乱へと陥れるだろう。

余談だが、国も固定費削減にモット早く取り組むべきだった。もはや手遅れ?

daihyo

投稿者プロフィール

地場の自動車ディーラーの株式会社ホンダクリオ徳島にて、営業・マーケティング・支店運営責任者を歴任。米国の先進的営業手法教育プログラムPSS(プロフェッショナル・セリング・スキル)を体得し、商圏が小さいにもかかわらず大都市圏のライバルを抑え、中四国地域販売台数トップセールスに5年連続輝く。平成2年家業大表建設株式会社(現社名:ダイヒョウ株式会社)に転職。専務取締役歴任後、代表取締役に就任。平成10年インターネットに出会い、日興証券のエンジェルキャピタルを得た株式会社アルファベティックアクション(現在、株式会社KSKアルパ)のシステム開発に参画する。以降、インターネットマーケティングの研究と各種携帯電話ソリューション事業を展開。2005年11月に、高齢者向け賃貸住宅コンサルティング、アパマン経営コンサルティングなどの各種コンサルティング事業を手がける有限会社ウェルライフ徳島を設立。同、代表取締役に就任。現在、全国のクライアントの個別コンサルティング及び小口不動産証券化ビジネススキーム構築のために全国行脚を積極的に展開中。昭和37年徳島県徳島市生まれ。血液型O型。

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コメント

  1. 消費者である施主が保護される仕組みが出来て欲しいです。

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