「内観」を思い出す!

昔、私が10歳代の頃、吉川英治が書いた「宮本武蔵」を読んだ。決闘の際に、さまざまな意表をつく兵法を使う武蔵には、非情だとか卑怯だと感じられるところもある。しかし、本人が書いた『五輪書』には、13歳で初めて新当流の有馬喜兵衛と決闘し勝利、16歳で但馬国の秋山という強力の兵法者に勝利、以来29歳までに60余回の勝負を行い、すべてに勝利したと記述されている。

それを読んだ若かった私は、武蔵が武者修行の中で掴んだ「無」とか「自己との戦い」について、非常に共感した。相手と戦う前に自らを知り己を磨き続ける武藏の姿に、自分もそうなりたいと真剣に思ったものである。

それからしばらくして20歳代になった頃、「内観」という自己修練の方法を知る。

昭和期の実業家・僧侶、吉本伊信が、浄土真宗系の信仰集団・諦観庵に伝わっていた自己反省法・「身調べ」から宗教色を取り除き、万人向けのものとした修養法である。

「内観法」、「吉本内観法」、あるいは医療に応用されて「内観療法」とも言われ、現在、調べたところ中国にも内観学会が設立されている。その他、韓国やヨーロッパ等で「日本製の心理療法」として国際的に認められるようになっている。また、刑務所や少年院などの矯正教育や一般の学校教育、企業研修などにも応用されるようになっているようだ。

「内観」とは、母親をはじめ身近な人に対する自分を、1週間研修所にこもって、朝6時から夜9時まで、ひたすら3つの観点から反省する。自分を客観視することが出来るようになり、しばしば劇的な人生観の転換を起こす作用がある。欧米では”Naikan”という言葉までできている世界的にも有名な自己啓発手法である。

なぜ、「内観」を思い出したのか?

先日、宿泊した「東横イン」の部屋に「東京新聞の新聞記者の内観体験記」を読んだからだ。忙しすぎる自分にはなかなか1週間の時間を作ることはできないが、人生感を変えるためにも「内観」を体験してみたいと思う。また、「酒」、「タバコ」をやめるのにも役に立つだろう。さらに、歳を重ねてから、自然が豊かな徳島で「内観道場」のような物を創るのも世間へのご奉公と考えれば素敵である。

daihyo

投稿者プロフィール

地場の自動車ディーラーの株式会社ホンダクリオ徳島にて、営業・マーケティング・支店運営責任者を歴任。米国の先進的営業手法教育プログラムPSS(プロフェッショナル・セリング・スキル)を体得し、商圏が小さいにもかかわらず大都市圏のライバルを抑え、中四国地域販売台数トップセールスに5年連続輝く。平成2年家業大表建設株式会社(現社名:ダイヒョウ株式会社)に転職。専務取締役歴任後、代表取締役に就任。平成10年インターネットに出会い、日興証券のエンジェルキャピタルを得た株式会社アルファベティックアクション(現在、株式会社KSKアルパ)のシステム開発に参画する。以降、インターネットマーケティングの研究と各種携帯電話ソリューション事業を展開。2005年11月に、高齢者向け賃貸住宅コンサルティング、アパマン経営コンサルティングなどの各種コンサルティング事業を手がける有限会社ウェルライフ徳島を設立。同、代表取締役に就任。現在、全国のクライアントの個別コンサルティング及び小口不動産証券化ビジネススキーム構築のために全国行脚を積極的に展開中。昭和37年徳島県徳島市生まれ。血液型O型。

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