情報を選別する!

人間は一人では生きられません!

「大丈夫さ!」とウソぶいてみても、

戦後、ひとりでジャングルを生き続けてきた横田さんや小野田さんのような人間は、現代社会では誰一人としていないでしょう。

人間と言う動物は、「誰でも自分自身に関心を持ってほしい」と思っています。ブログを書くねたのために放火し、写真を撮影していた人気女優に似ている女性や男性に貢がせて高級料理を食べ歩き、その料理の写真をブログに書き(自慢し)、そして貢いでくれた男性を殺してしまった女性など、自分自身に関心を持って欲しいという意識の表れでしょう。

女性だけではありません。

秋葉原に車で突っ込んで無差別通り魔殺人を起こした若い男性もいました。

これらの人たちの真相にある心理は、「私を見て」というアプローチでしょう。

しかし、最近は「私を見て」というアプローチは必ずしも上手くいくとは限りません。企業のホームページやコマーシャルを見ているとつくづくそう感じます。

さらに、「私を見て」というアプローチは、発信する人が無名であればあるほど、その結果は悲惨です。そして、さまざまな自己顕示欲いっぱいの事件が次々起こるのでしょう。

このような事件を演出しなくても、無名の人が情報発信してうまくいく方法はないのでしょうか?

実はあります。それは、「私を見て」でなく、情報を見る人が「自分のため」だと気付かせる方法です。それには情報を発信する側に、まごころがなければなりません。

具体的には、見ず知らずの人に「儲かりますよ」というと教えてくれる奇特な人はいません。いないにもかかわらず、そのような情報が多く届きます。その裏には「自分のため」が見え隠れします。しかし、中には「ホントウに相手のため」という情報もあります。その情報発信者を見つけ出す必要があるのです。

世の中には「自分だけよければ病」が蔓延しています。

つまり、人間は「自分のこと」だと思った瞬間から物事に興味を持つのです。

世の中には情報が溢れかえっています。

このような人間の本質を突く以外に、無名の人が人を動かすのは難しいのが現実です。

「自分のこと」だと感じること。そして、その情報発信者の本質を推測すること。

最近、おもしろい商品のネーミングに出会いました。

幼稚園の子供たちが参加して作られたハンドソープ「キレイキレイ」です。まさに「自分ごと」というネーミングに当てはまります。子供に手を洗わせる時に、「キレイキレイしなさい」と私も言った記憶がありますが、子供はスグに反応して手を洗いました。

ホントウに情報の多さにはあきれ返るばかりです。

朝、メールソフトを立ち上げると、懲りずに送られてくる迷惑メール。街を歩けばさまざまな看板や頼みもしないのに手渡される広告入りポケットティッシュやクーポン券。テレビのスイッチを入れると、次々放映されるコマーシャル。ホントウに多すぎます。

世の中に溢れ買える情報は、意識的にやり過ごす必要があります。やり過ごしたり情報を選別しないとおかしくなってしまいそうです。

昔、上司だった人は「情報処理」とは「情報を捨てること」だと言っていました。まさにそのような時代が来たような感じがします。意識的に「関係しない」ことで、自分を

守るしかないのかもしれません。

他人と自分を比較することはナンセンスです。人は人、自分は自分であり、比較する必要はありません。また、昔は画一化されていた「幸せを計るものさし」も多種多様になっているように思います。

「幸せの測るものさし」が多くなるという事は、それぞれの人たちの生活がより細分化、多様化しているからでしょう。

20世紀には、多くのカリスマと呼ばれる人達が生まれました。テレビや雑誌などで、そのカリスマと呼ばれる人達に有利な情報だけを流す事で、その人たちのイメージはより強固なものになっていきました。そして、情報のデジタル化にともない、それらの情報は永久に保存されていくことでしょう。

地方にある名もない小さな商店が、周囲のライバルが知らない間に(気付かない間に)全国では有名になったりするのは、情報の流れ方が完全に違ってきていることを意味します。

もはや、昔のように情報を「お茶の間」だけに垂れ流せば効果がでる時代ではなくなれました。個人は情報のすべてを見る必要はありません。大切なのは情報を選別する能力です。

そのためのフィルターが「自分のためになるかどうか(自分ごと)」なのです。自分のためになることやスグにためになることには、人間は大きく反応するのが現実です。

そして、その情報発信者の本質を推測する(見抜く)ことが大切です。

daihyo

投稿者プロフィール

地場の自動車ディーラーの株式会社ホンダクリオ徳島にて、営業・マーケティング・支店運営責任者を歴任。米国の先進的営業手法教育プログラムPSS(プロフェッショナル・セリング・スキル)を体得し、商圏が小さいにもかかわらず大都市圏のライバルを抑え、中四国地域販売台数トップセールスに5年連続輝く。平成2年家業大表建設株式会社(現社名:ダイヒョウ株式会社)に転職。専務取締役歴任後、代表取締役に就任。平成10年インターネットに出会い、日興証券のエンジェルキャピタルを得た株式会社アルファベティックアクション(現在、株式会社KSKアルパ)のシステム開発に参画する。以降、インターネットマーケティングの研究と各種携帯電話ソリューション事業を展開。2005年11月に、高齢者向け賃貸住宅コンサルティング、アパマン経営コンサルティングなどの各種コンサルティング事業を手がける有限会社ウェルライフ徳島を設立。同、代表取締役に就任。現在、全国のクライアントの個別コンサルティング及び小口不動産証券化ビジネススキーム構築のために全国行脚を積極的に展開中。昭和37年徳島県徳島市生まれ。血液型O型。

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