なぜか?上海!

IMG_1656.jpg5/19から22の4日間、中国の上海万博へ行ってきました。

到着の当日は、早速、上海料理の油に悩まされ、そして、夜は開発区の夜景を楽しむナイトクルーズ。そして、宿泊は、幸いにも五つ星のドンゴンホテル。大きなホテルです。

しかし、そんな優秀なホテルにもかかわらず、朝、目覚めたのは自動車のけたたましいクラクション。どうも上海では交通マナーというものが希薄で、先に割り込んだものが勝ちというのが常識のようです。ですから、日本のような譲り合いという慣習など皆無で、街中はクラクションの嵐でした。

上海万博会場でもそのような現実に直面しました。

早朝6時半にホテルを出発したにもかかわらず、中国館は予約をしていたにもかかわらず1時間もの行列です。「仕方ないな!」と諦めつつしぶしぶと行列待ちをしていると、わずかなスキマを狙い中国人は平気で割り込んできます。「ムッ!」として睨んだところで、相手は平気。中国人の頭の中は、どうも割り込まれた方が悪いようです(怒)。

また、街中で気になったのは、食事をしながら歩いている(歩きながら食べている)中国人の多さです。

キュウリをかじっている人もいれば、ファーストフードを食べながら歩いている人もいます。さらにもっとおどろいたのが、カップ麺を歩きながら食べているんです。いくらマナーが悪くなったといわれている日本でも考えられない光景です。

さらに、道路の上に張り出された物干し竿と洗濯物の多さ。

どうして日本のようにベランダを作らなかったのでしょう?建築面積重視なのでしょうか?それとも知恵がまわらなかったのでしょうか?まったくもって意味不明です。

そのような中国人のマナーの悪さや日本人との慣習の違いばかりが気になる上海でしたが、上海だけで2000万人もいる人口は活気とパワーを感じました。

1994年の開放政策以降の急速な発展は、すさまじいまでの高層ビル群や住宅ビル群を見るまでもなく明らかです。現地で仲良くなった二度目の上海渡航の日本人観光客も、20年前と全然違う街の景色に驚いていました。

幸い、日本からきた観光客の唯一の誇りは上海の一番高いビルが上海ヒルズ(森ビル)であるということです。しかし、その上海一高いそのビルも、当初の設計だった展望台部分のデザインを、日の丸を連想させる○から□に変えさせられたという逸話を聞くと、やはり中国政府の強気の姿勢(パワー)を感じずにはいられません。

上海万博の目玉とも言える中国館で視た映画では、中国三千年の歴史と発展していく中国が印象的でした。途方もなく長い歴史に敬意を払うと共に、大きな人口を背景にした将来へ向けての発展と言う希望に満ち溢れています。

一方、戦後、最もうまくいったと揶揄される表資本主義国、裏社会主義国である日本は、混迷の度を深めているように感じます。

現在のように少子高齢化が社会保障の面で大きな社会問題になることが1985年には分かっていたにもかかわらず、今頃になって、将来、子ども自身が支払うはめになる「子供手当」など、バラ色の将来を連想することもできません。

どうして日本は、こんなに元気のない国になってしまったのでしょう?

やはり、将来の希望や夢が感じられないからだと思います。

将来に希望や夢が感じられる中国とそうでない日本では、国民の向上心が違います。簡単に考えると、「努力が報われる!」と「努力してもダメ!」の差は大きく、また、「リストラされないための自己研鑽」と「チャンスを活かす為の自己研鑽」の室も違うといって良いでしょう。

とにかく、日本のほとんどの政治家は自分が選挙に当選する事しか考えていないような気がします。

自民党だけでなく民主党までもが、郵政民営化の逆戻りや公務員の天下り禁止の背景で進められる定年の延長。国の財政を健全化するために最も大切な小さな政府の実現とは程遠いものであるような気がします。

また、票を取る為に、人口ボリュームの多い団塊世代と団塊世代ジュニア層を狙う為、現在子育て真最中の、本来なら日本を引っ張るはずの45歳前後の働き盛りの層への政策が皆無です。さらに、政策も成長分野への投資でなく、農家の所得保障というバラマキでの票集め。一向に安くならない法人税は、上海に拠点を構える企業の法人税10年間免除とは比べ物にならず、優秀な日本企業は今後海外に逃げ出すでしょう。

確かに、1945年の戦後の焼け野原から1990年のバブル崩壊までの45年間の世界の奇跡とも呼ばれた戦後の復興が団塊世代層のおかけであったことは間違いない事実です。

しかし、このままでは現政権の温情主義のバラマキ政策は国債と言う国の借金を増大させるだけでなく、国民の所得減からくる貯蓄額の減少、さらには優秀な日本企業の海外進出の加速などの税収不足というジレンマ、いやスパイラルを誘発し、このままでは日本国の借金である国債を買う人がいなくなるでしょう。

そして、信頼度のなくなった国債は長期金利の上昇を巻き起こし、その結果、国内はハイパーインフレになるでしょう。

ギリシャのような国の破たんは、能力のある官僚の手腕により表向きは回避されるでしょう。しかし、国民生活は困窮し、日本国は実質的な破たんになるのは間違いない事実です。これは65年前の第二次世界大戦後の国債の紙切れ化で証明済みの事実です。

私自身、海南島、広州、アモイ、大連、香港、マカオ、そして今回の上海と、政治の中心である北京以外の中国各地を視察してきました。

そして、毎回感じるのが将来の希望がある中国と希望のない日本の格差。やはり人間は将来が明るいとパワーが出るのは明白です。政治家や官僚の人達は、もうそろそろ自分自身の保身のことばかりを考えず、国の将来ビジョンを描けるチェンジリーダーになってほしいと感じるのは私だけではないような気がします。

daihyo

投稿者プロフィール

地場の自動車ディーラーの株式会社ホンダクリオ徳島にて、営業・マーケティング・支店運営責任者を歴任。米国の先進的営業手法教育プログラムPSS(プロフェッショナル・セリング・スキル)を体得し、商圏が小さいにもかかわらず大都市圏のライバルを抑え、中四国地域販売台数トップセールスに5年連続輝く。平成2年家業大表建設株式会社(現社名:ダイヒョウ株式会社)に転職。専務取締役歴任後、代表取締役に就任。平成10年インターネットに出会い、日興証券のエンジェルキャピタルを得た株式会社アルファベティックアクション(現在、株式会社KSKアルパ)のシステム開発に参画する。以降、インターネットマーケティングの研究と各種携帯電話ソリューション事業を展開。2005年11月に、高齢者向け賃貸住宅コンサルティング、アパマン経営コンサルティングなどの各種コンサルティング事業を手がける有限会社ウェルライフ徳島を設立。同、代表取締役に就任。現在、全国のクライアントの個別コンサルティング及び小口不動産証券化ビジネススキーム構築のために全国行脚を積極的に展開中。昭和37年徳島県徳島市生まれ。血液型O型。

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