「天時不如地利! 地利不如人和!」

「天時不如地利! 地利不如人和!」とは孫子の兵法の言葉です。日本語では、”「天の時」は「地の利」にしかず。「地の利」は「人の和」にしかず”です。

それぞれの言葉の意味は、「天の時」は”天のもたらす幸運”、「地の利」は”地勢の有利さ”。「人の和」も”人心の一致”です。「天の時」は「地の利」におよばず、「地の利」は「人の和」におよばないと解釈できます。すなわち、戦(ビジネス)に臨む時は「人心の一致」がもっとも重要で、目的や目標が一致していないにもかかわらず、堅固な城(地の利)を枕に応戦しても決して勝てないことを意味しています。その理由は、内部から裏切り者が出ればすぐに負けてしまうからです。孫子は、戦において「人心の一致」をもっとも重要視しています。

「才徳兼備」という言葉があります。「才」とは「才能」や「能力」のこと。当然、企業の数字に関係してくるものです。一方、「徳」とは、「人徳」とか「協調性」のことで、相手に合わせ仲良くしてチームでなにかを成し遂げる能力のことを言います。ですから、この二つの能力を組み合わせると次の4つの人に分けることができます。

①才能があって徳がある人

②才能はあるが徳がない人

③才能はないが徳がある人

④才能も徳もない人

企業としては①の人は「人財」です。④の人はまず雇いません。雇っていても解雇します。問題なのは②の人と③の人、どちらを選ぶかです。

才能があってもチームワークを守らない(どうでも良い)人と、成績はあがらないけでルールを守り、一生懸命、仕事に打ち込む人。数字を追っているだけに経営者の悩みの種です。

正解は、①→③→②→④です。その理由は、いくら数字が上がったとしても協調性のない人がいれば、孫子の兵法ではありませんが、内部から組織が崩壊してしまいます。一方で、徳があれば才能は粘り強く学べば向上するものですし、一生懸命、自己実現しようという徳のある人は真摯に努力を継続できるものです。

時代はますます厳しいものになるでしょう。日本人は、みんなが潤っている時は仲良く出来ますが、競争が始まると一斉に喧嘩を始める人種です。そう考えれば、現在の日本の現状が理解できます。

そんな厳しいこれからの時代を生き抜くには、やはり「人の和」を大切にしていきたいと思います。

 

 

daihyo

投稿者プロフィール

地場の自動車ディーラーの株式会社ホンダクリオ徳島にて、営業・マーケティング・支店運営責任者を歴任。米国の先進的営業手法教育プログラムPSS(プロフェッショナル・セリング・スキル)を体得し、商圏が小さいにもかかわらず大都市圏のライバルを抑え、中四国地域販売台数トップセールスに5年連続輝く。平成2年家業大表建設株式会社(現社名:ダイヒョウ株式会社)に転職。専務取締役歴任後、代表取締役に就任。平成10年インターネットに出会い、日興証券のエンジェルキャピタルを得た株式会社アルファベティックアクション(現在、株式会社KSKアルパ)のシステム開発に参画する。以降、インターネットマーケティングの研究と各種携帯電話ソリューション事業を展開。2005年11月に、高齢者向け賃貸住宅コンサルティング、アパマン経営コンサルティングなどの各種コンサルティング事業を手がける有限会社ウェルライフ徳島を設立。同、代表取締役に就任。現在、全国のクライアントの個別コンサルティング及び小口不動産証券化ビジネススキーム構築のために全国行脚を積極的に展開中。昭和37年徳島県徳島市生まれ。血液型O型。

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