「アリとキリギリス」

最近、イソップ童話の「アリとキリギリス」をよく思い出す。
夏の間(若い頃)、一生懸命に働いたアリ達は、雪が降る厳しい冬(老後)も悠々自適に暮らす。
その一方で、懸命に働くアリを尻目に、夏の間(若い頃)、遊びほうけていたキリギリスは、雪が降る厳しい冬(老後)に野たれ死ぬ。

国は違うが、年金の掛け金を支払う動機付けのような話である。私も、体が言うことをきかなくなる老後のために、若い頃から年金を掛け続けている。
しかし、ココに来て国内総生産(GDP)の230%もある日本国の債務残高。今、財政不安による債務不履行懸念が騒がれている欧州各国の比でない。
国は、他国と比べて低い消費税率だからとか、日本国の国債の保有者のほとんどは国内だから心配ないというが、ほんとうにそうだろうか・・?
国と地方自治体の借金残高が1200兆円、国民の試算が1200兆円というが、ここ10年は、国民も貯蓄を取り崩している。さらに、630兆円の国民の住宅ローンなどの債務残高を政府は言わない。
もし、中国や韓国の世界経済での台頭、少子高齢化による国内消費の激減が原因で、日本の国民総生産(GDP)が減りだせば・・・?考えただけでも恐ろしくなる。
聞くところによると、国や財務省は国の破たんを予測しているらしい。破たんと言えば言葉は悪いので、預金封鎖や貨幣価値の更正(デノミ)を研究しているようだ。
ただ、政治家や官僚は、自分が担当職についている時に、そのような事態が起こると責任問題で糾弾されるので、タイミングだけをうかがっているというのだ。すなわち、自らの保身だけで行動している。
このままでは、夏の間懸命に働いて、冬に野たれ死ぬ「アリギリス」になってしまう。昔のサッチャー以前のイギリス病と同様に、懸命に働くことがイヤになってしまう。
懸命に働いている人たちが、ヤル気をなくすのはナゼだろう?
それは、賢明に働く人が得る収入よりも、生活保護受給者に支払われる生活保護費の金額がかわらないことが根底にあるような気がする。
仕事に就くということは会社に多くの時間を拘束されつつ、自らも生活するということ。毎日忙しく、また、場合によっては大きなストレスを抱え込まなければならないこともある。
一方で、生活保護を受けて暮らすということは、それらから開放されるだけでなく、税金や社会保障費の支払いも免除される。
確かに、年金だけが収入の高齢者の生活費は厳しいだろう。
しかし、その一方で、真昼間からパチンコ生活をしている若い人たちが多いのも現実。
政府や官僚は、自らの人気取りのために弱者救済の政策を打ち出すのも良いが、賢明に働く人たちが、将来に夢や希望を持てる政策を実現してもらいたいものだ。

daihyo

投稿者プロフィール

地場の自動車ディーラーの株式会社ホンダクリオ徳島にて、営業・マーケティング・支店運営責任者を歴任。米国の先進的営業手法教育プログラムPSS(プロフェッショナル・セリング・スキル)を体得し、商圏が小さいにもかかわらず大都市圏のライバルを抑え、中四国地域販売台数トップセールスに5年連続輝く。平成2年家業大表建設株式会社(現社名:ダイヒョウ株式会社)に転職。専務取締役歴任後、代表取締役に就任。平成10年インターネットに出会い、日興証券のエンジェルキャピタルを得た株式会社アルファベティックアクション(現在、株式会社KSKアルパ)のシステム開発に参画する。以降、インターネットマーケティングの研究と各種携帯電話ソリューション事業を展開。2005年11月に、高齢者向け賃貸住宅コンサルティング、アパマン経営コンサルティングなどの各種コンサルティング事業を手がける有限会社ウェルライフ徳島を設立。同、代表取締役に就任。現在、全国のクライアントの個別コンサルティング及び小口不動産証券化ビジネススキーム構築のために全国行脚を積極的に展開中。昭和37年徳島県徳島市生まれ。血液型O型。

この著者の最新の記事

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

RSS 私たちにちょうどいい家プロジェクト

RSS ZERO-CUBE工事ブログ

ページ上部へ戻る
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。