緊急避難の法則

社会が残酷で理不尽だと思うのは、一昨年の東日本大震災などの大規模な自然災害や経済的な変動が起きた時に、最も力の弱い人たちに被害が集中することです。

そして、私が残念に思うのは、デフレ崩壊から20年間、日本の政府はどうでもよいことに資金を垂れ流し、莫大な債務を積み重ね、一番大事な昨年のような大惨事への対応と社会保障負担の激増への対応など、お金が最も必要になるときに余裕がなくなってしまっていることです。

しかし、その債務は、公共事業や社会保障費として、平等ではないにしても国民一人一人に配られた結果ですから、そのような事を見過ごしてきた私たち一人一人の責任だと言える気がします。

今年から、所得税に「復興税制」が上乗せされます。

政府は、このような増税や国債の増発によって、被災者の支援や復興の財源にあてるといいます。

しかし、これまでと同じように激増する社会保障制度を全て守り、既得権益を保護したままで可能なのか?

それよりも先に、増税や国債増発の前に、政治家の削減や政府や自治体のスリム化などの歳出削減の方が先のような気がします。

被災者は、それまで必死で積み上げてきた仕事も、そしてマイホームも失ってしまい、市場経済の中で生きる術はありません。だったら幸いにも被災しなかった私たちは、少しずつでも既得権益を譲ってあげるべきです。

どうも最近の日本政府のドタバタを見ていると、「緊急避難の法則(緊急の場合は、自分が生き残るために殺人を犯しても積みにならない)」を重い浮かべるのは私だけではないような気がします。

daihyo

投稿者プロフィール

地場の自動車ディーラーの株式会社ホンダクリオ徳島にて、営業・マーケティング・支店運営責任者を歴任。米国の先進的営業手法教育プログラムPSS(プロフェッショナル・セリング・スキル)を体得し、商圏が小さいにもかかわらず大都市圏のライバルを抑え、中四国地域販売台数トップセールスに5年連続輝く。平成2年家業大表建設株式会社(現社名:ダイヒョウ株式会社)に転職。専務取締役歴任後、代表取締役に就任。平成10年インターネットに出会い、日興証券のエンジェルキャピタルを得た株式会社アルファベティックアクション(現在、株式会社KSKアルパ)のシステム開発に参画する。以降、インターネットマーケティングの研究と各種携帯電話ソリューション事業を展開。2005年11月に、高齢者向け賃貸住宅コンサルティング、アパマン経営コンサルティングなどの各種コンサルティング事業を手がける有限会社ウェルライフ徳島を設立。同、代表取締役に就任。現在、全国のクライアントの個別コンサルティング及び小口不動産証券化ビジネススキーム構築のために全国行脚を積極的に展開中。昭和37年徳島県徳島市生まれ。血液型O型。

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